A 遺産分割調停を行う調停室は、比較的小さな部屋です。部屋の中にはテーブルがあり、2名の調停委員がそこに座っています。当事者は同じテーブルの向かいに座って、調停委員と話をします。 また、調停の場合、室内に傍聴人が入って・・・
Q4 私は女性なのですが、調停委員は男性の方ばかりでしょうか?同性だと少しは話し易いと思うのですが…。
A 事件を担当する調停委員は2名で、うち1人は男性、もう1人は女性ですので、ご安心下さい。
Q3 私は高齢で持病もあり、1か月に1回程度とはいえ、わざわざ裁判所まで行くのは大変な負担です。弁護士に依頼して、弁護士にだけ裁判所に行ってもらうことはできますか?
A できます。 遺産分割調停の場合、弁護士にご依頼いただければ、弁護士のみが裁判所に出頭し、ご本人は一度も裁判所に行かないことも可能です。 また、普段は弁護士と一緒に出頭している方でも、「都合が悪くなった」、「急な体・・・
Q2相手方とは仲が悪く、正直、顔を見るのも嫌です。遺産分割調停を申し立てた場合、裁判所で相手方と相対しなければなりませんか?
A 調停は入替制(まず申立人が調停室に入って話をし、申立人が退室した後、今度は相手方が調停室に入って話をする…というのを繰り返します)で行いますので、基本的には相手方と顔を合わさずに済みます。 待合室も、申立人と相手方・・・
Q1 相手方が遠方に住んでいますが、遺産分割調停はどの裁判所に申し立てるのですか?
A 遺産分割調停は、相手方の住所地を管轄する家庭裁判所に申し立てなければなりませんので、この場合、遠方の裁判所が管轄となります。 なお、遠方の裁判所であっても、電話会議システムを使って出頭の負担を減らすことができる場合・・・
■法務局における自筆証書遺言の保管制度の新設
自筆証書遺言は自宅で保管されることが多いのですが、遺言者自身が遺言書を紛失してしまったり、遺言書が作成されたことを知った相続人が遺言書を廃棄、隠匿、改ざんする恐れがあって、そのことが後々相続を巡る紛争を引き起こす原因・・・
2■残された配偶者の居住権を確保するための配偶者短期居住権の新設
配偶者短期居住権は、①被相続人の配偶者が、②被相続人の財産に属した建物に、③相続開始の時に無償で居住していた場合に成立し、配偶者は相続開始時に居住していた建物に、一定の期間、引き続き無償で住み続けることができます。 ・・・
1■残された配偶者の居住権を確保するための配偶者居住権の新設
配偶者居住権は、被相続人の配偶者が被相続人の財産に属した建物に相続開始の時に居住していた場合で、 ①遺産分割により配偶者が配偶者居住権を取得するものとされたとき または、 ②配偶者居住権が遺贈の目的とされたとき に成立・・・
6■遺産分割前に一部の相続人によって遺産が処分された場合の不公平を是正するための方策の新設
遺産分割協議が整う前であっても、各共同相続人は自己の共有持分(例えば、遺産である土地建物のうち自己の法定相続分相当の持分)を第三者に売却することが可能です。遺産分割前に一部の相続人によってこのような処分がなされた場合、事・・・
5■相続の効力に関する見直し
相続人の債権者など第三者の法的地位が不安定になることを防ぐため、相続による権利の承継は、遺産分割によるものかどうかにかかわらず、自己の法定相続分を超える部分については、登記などの対抗要件を備えなければ第三者に対抗する・・・