今回は、相続に関する相談事例をご紹介します。3人きょうだいの末娘が高齢の母親と長らく同居し、その面倒を見てきました。母親は遺言書を書くことなく、死亡。遺産分割で「このまま自宅に住み続けたい」との末娘の希望は叶えられるので・・・
「弁護士コラム」の記事一覧
農地経営者がおこなった相続対策(事例紹介)
今回は、農地経営者がおこなった相続対策(遺言書の作成)の事例をご紹介します。相続人となる子ども達は不仲であり、一人に全てを相続させようとすると他の相続人から遺留分を請求される可能性が高く、しかし、遺産の中の流動資産が少な・・・
死亡後の預金引き出しが発覚した場合の解決法
被相続人が死亡した後、遺産である預金が引き出されていることが判明することは珍しくありません。 預金の引き出しが違法である場合、他の相続人は預金を引き出した人に対して、法的な請求を行うことができます。 このコラムでは、相続・・・
会社経営者の跡継ぎ問題 ~相続と事業承継のはざま~
企業経営者の事業承継が問題となっています。 優良な中小企業が多いにもかかわらず、後継者難で倒産する企業も多数存在しており、事業承継は喫緊の問題です。 そして、中小企業の大半は株式を代表者が持っていますので、中小企業の事業・・・
【弁護士が詳解】「遺言書に私の財産はほぼゼロ…」兄だけが全財産?泣き寝入りしないための「遺留分侵害額請求」完全ガイド
「遺言書を開いたら、特定の兄弟に不動産などの財産が集中し、自分の取り分はごくわずか…」故人の意思とはいえ、あまりに不公平な内容に、納得できないお気持ちを抱えていませんか? しかし、その遺言書を前に呆然とする必要はありませ・・・
相続財産の調査方法を徹底解説!【どこから手をつける?】
相続が発生したとき、悲しみに暮れる間もなく、やらなければならない手続きが山積します。その中でも、特に重要でありながら、どこから手をつけて良いか戸惑うことが多いのが「相続財産の調査」です。 相続財産は、プラスの財産(預貯金・・・
被相続人が外国人の場合の相続――国際相続の入り口「準拠法」
日本で外国籍の方が亡くなった場合、その方の相続は日本法で解決するのでしょうか。それとも本国法で解決するのでしょうか。この記事では、こういった「国際相続」問題の入り口として、準拠法の考え方を概説します。 日本で亡くなる外国・・・
「死因贈与」は“生前の遺産分割協議”の代わりになるか?
被相続人の存命中に、被相続人と相続人予定者の間で話し合って財産の帰属先を決め、死因贈与契約を締結しておくことで、本来は相続発生後に行うべき遺産分割協議の代わりにすることができるでしょうか。本稿では、その有用性と注意点を述・・・
【弁護士解説】資産5億円・アパート経営の相続で遺言がない場合の遺産分割の例について解説します
例えば親(被相続人)がアパートやマンションを経営していた場合、その相続は一般的な家庭とは比較にならないほど複雑です。遺産の大部分が分けにくい「不動産」であるため、相続人間の意見がまとまらず、深刻なトラブルに発展するケース・・・