紛争の内容
依頼者の母が亡くなったところ、母は「夫に財産をすべて相続させる」という遺言を残していました。それに納得できなかった依頼者が、当事務所に相談されました。
交渉・調停・訴訟などの経過
①相続財産は、預貯金とマンション。マンションの評価額がいくらかが問題。
②弁護士は、まずは内容証明郵便にて、母に遺留分減殺請求の通知。
③マンションについては、複数の不動産業者に査定をしてもらい、1㎡あたりの適正な価格を算定
④同時に、他に財産が無いか調査。
⑤その上で、まずは調停をせずに相手と交渉をした。
本事例の結末
遺留分として、依頼者様も納得する800万円の相続財産(マンション部分は価格賠償として現金をもらった。)を得た。調停をせず、交渉開始から3ヶ月で解決。
本事例に学ぶこと
遺言がある場合の遺留分減殺請求の行使は意外と知られていないので、遺言に納得できない方はご相談ください。