紛争の内容
2人くらしの高齢の夫婦がそれぞれ認知症に罹患した。同夫婦には子がいなかったため、親族の要望により、弁護士が成年後見人に就任した。
経過
夫婦2人が入居できる特別養護老人ホームを探し出し、2人とも同じ施設に入所することができた。また、夫婦2人の共有になっている収益不動産があったため、管理会社を探すなどして適切に管理し、夫婦の財産の維持に努めた。
結末
夫婦の一方が亡くなられたため、遺言執行者の協力をするなどして、その相続手続の処理を完了させた。
本事例に学ぶこと
夫婦で入居できる特別養護老人ホームを探しましたが、そもそも1名であっても、なかなか空きがないような状況でした。対象地域を広げることで、2名入居できる施設を見つけることができました。